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「かつら」のこと

更新日:2021年9月28日

三代目披露公演

にむけた準備は

刻々と迫ってきています。


10月は

かつら合わせ

衣裳寸法合わせ

などからはじまり、


音合わせ・ツボ合わせ

後見さんとの詰め

リハーサルへと向かっていきます。


まだまだ先と、のんびりしていましたが、

残すところ、数回の稽古だけ

となりました。(=_=)



もちろん、まだまだ・・・・未完成。


踊ること自体は、置いといて…





この度の踊りの演目に対し

髷(まげ)の形をどうするか、迷っております。

ただいま考慮中です。


今までは、

ほとんど迷うことなく、

初代紫先生が決めて下さったり、

床山さんにお任せしてまして、

なんの疑問、不平不満もありませんでした。

でも、今回は自分で決めなければなりません。



これは「元禄のたて兵庫」。私たちは「げんこつ」と呼んでいる結い方です。

下から、ぐーっと結びあがっている感じ。遊女です。





こちらは「つぶし島田」。

島田系は、たくさんあるけれど、

有名なのは花嫁さんの「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」でしょうね。

つぶし島田は粋な芸者・女房・娘など使用範囲の広い髪型です。



髪の形や装飾品で、

その人の身分、格式・職業、性格、年齢、境遇、

などが分かる様に、いろんな決まりごとがありますが、


まっ、男性ほど細かくはありません。



私の一番の気になるところは、

生え際の形です。


初代紫先生も、

生え際を、とても細かく

カツラ屋さんに指示・手直しをしていました。


自分の仕上がりをイメージし、立ち姿から振舞い、

すべての調和に向けて、気持ちを引き締めます。

日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波










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