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この様なかたちに

藤間紫希波

文京区の根津に稽古場が移りまして


一年が経ちました。



早いもんです。

あっという間です。


月に2回しか根津教室でのお稽古はしていませんので、


回数にしたら、まだ僅かですね。



先日、以前の稽古場の在った道を通る事がありまして、


行ってみると


この様な


立派なマンションが建てられていました。



「春秋館」と書いてあります。



そう、ここは


紫派藤間流日本舞踊 二代目家元 藤間紫で

歌舞伎俳優の市川猿翁(当時市川猿之助)が

当時副学長を務めておりました

京都造形大学

その学内にある


京都芸術劇場「春秋座」


おなじ名前です。


「春秋座」は当時の三代目猿之助が


理想の劇場を求めて

設計監修し、2001年に完成した


日本で初めての大学内本格劇場です。


そして、現在は

その志を四代目市川猿之助が受け継ぎ

実験と冒険、自身の研鑽の場として

深くつながっている場所です。


様々な事情で、稽古場は取り壊されてしまいましたが、


あらためて、新しいマンションに『春秋』


の文字を見ますと、


寂しいけど、ちょっと嬉しいような気がしました。


千駄木稽古場とりこわし(同じ角度から)



この稽古場を作られた


当時の精神を


引き継ぎまして、


根津にて頑張っております。



日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波

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