昨日と今日はリハーサルでした。
普段の稽古している音源と違い、
実際に地方さんが演奏して下さるのは、
踊りの間合いと合わせてくれるので、ぴったり合った時は気持ちがいいです。
でもスリル感も満載です。
今日は目の前に「ツケ打ち」の方が据わっていまして、
絶妙な間で「バタバタ」とツケ木をうってます。
後ろ姿をあまり見る事がないので、
やけに新鮮です。
「ツケ打ち」は
歌舞伎独特の効果音ですが、
この音が響くと、
メリハリというか、動作を強調させたり、
緊張感がより高まり、
登場人物の心情や状況が音の強弱でわるので、
歌舞伎舞踊には無くてはならない効果音です。
稽古場全体に響き渡ります。
当日は、舞台上手の隅で「バタバタバタッツ」と打ってます。
たぶん、黒子姿だったと思います。
派手な存在じゃないけど、
役者が見得をきるとき、
この「ツケ打ち」があるかと、
一気に盛り上がります。
たぶん、
裏方さんの中で
一番芝居の内容を熟知しているんじゃないかと思います。
日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波
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