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藤間紫希波

しみじみうれしい、それぞれの形

昨日、お盆様をお寺様にお送りしてきました。

お盆様をお送りするって言葉は、正しくないけど、

「ご先祖様たち・・」という言葉よりも、

幼い頃から呼びなれている「お盆様」の方が親しみがあります。


今年のお盆は、新鮮な嬉しさが、たくさんありました。



生まれて初めて、甥からプレゼントがありました。

それは、素敵なブラウスとスカーフ。

色もいいし、なかなかセンスもいい。

「店員さんと相談しながらかったんだ!」

と、少し照れた微笑みは、私一生忘れません。


だって、そんなことする甥じゃなかったから。

まして、男性から洋服を送られたことなんて記憶にない・・。

「いつもありがとうね」って・・。

どうしちゃったんでしょう。

彼の中で何が変化したのでしょうか・・・。


しみじみ、うれしいです。



レースの素敵なスカーフで


今年は、遠方にいる叔父・叔母の声を聴くことができました。

何年も音信不通で、大病を患った後、気にかけながら、連絡が取れなかったのです。

お盆だから繋がった、と思っています。

うれしいです。



そして、昨日は日舞の稽古で赤坂へ。


一階の「うまや」さんは、まだ休業しています。


料理とお酒は美味しいし、何といっても隠れ家的なお店なので、

時々、役者さんも利用してくれて、雰囲気がいいんです。

早く再開営業してほしい、と願いつつ、3階の稽古場へ。


先日お亡くなりになった勘紫行さんの気配はまだ残っております。


先生と一対一の稽古です。

全部見透かされるので、気を抜かず踊ります。


踊れるって有り難いなぁーと、しみじみ思います。うれしいです。



それぞれの夏・・


まだまだ残暑は続くと思いますが、

体調管理に気を付けて、前向きに生きていこうと

改めて思いました。



日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波





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