やっと、正式に発表されました。
やったー。待ち遠しかったです。
今年は、三代目 藤間 紫の襲名の年で、
素敵な浴衣の柄ができあがりました。
今このご時世、浴衣づくりの業者もどんどん消え、
普段六工程で作る物も、四工程しかできない。
でも、その中でより良い浴衣を、
三代目襲名の記念の浴衣を、紫派のたくさんの方に着て頂きたい、
との三代目の思いが、たくさん詰まっております。

三代目らしい、若々しい柄だと思います。
縦縞なので、柄合わせにちょっと気を使いますね。
作り手のセンスが光ります。
男性も作るので、普通の反物よりも、やや幅があります。
それぞれ反物を持ち帰り、
それぞれが、自分の浴衣を作るわけですが、
微妙に裁断の仕方が違うんでしょうね。
ぱっと見は分かりませんが、
よーく見ると、柄の繋ぎ方、見え方が違います・・・面白いです。
今回は、みなさん、どのようになるでしょうね・・・楽しみです。
日本舞踊の浴衣は、
一般的な浴衣よりも、身丈や裄は長めに作ります。
袂を扱いやすいように、私は袖丈も長くします。
今年の夏には間に合わないかもしれませんが、
できるだけ早く作ります。
来年の襲名公演の時は、
楽屋でみんながこの浴衣を着て、ウロウロしているかもしれませんね。
目に浮かびます。(*^^*)
日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波
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