今日の放課後は、保育園内の舞踊教室の日でした。
姉妹の妹の方のKちゃんが先に来て、元気に始まりましたが、
思いのほかスムーズに終わり、
着物を脱ぐには、まだ早いように思えたので、
傘のバランス遊びをしました。
手のひらに、広げた傘の枝を立て、どのくらい安定させていられるかのゲームです。
これは、集中力とバランス感覚を養い、足と腰を柔軟にし、体幹も付く楽しい遊びです。
わたしは、暫く彼女の練習の様子を眺めておりました。
今日のKちゃんは、何時もより張り切って見えます。
曲に合わせて踊り、綺麗なポーズもつくれました。
きっと浴衣が新しいからかな。
確かに、来た時から明るく、浴衣を嬉しそうに見せてくれました。
サイズもぴったりだし、
素敵な柄で、とっても似合います。
そんなことを考えていると、
傘立ては、あれよあれよと上手になって、安定してきました。
膝を曲げ、腰を落として、バランスをとる・・・・コツがわかってきたようです。
自分で、どこを見ていたらいいのかも、気付いたみたいです。
どんどん自分で学習してますね。
身体で覚えたことは、なかなか忘れないといいますが、
本当にその通り。
なんでも吸収できる、とっても大事な時期なんです。
私は、心の中で「がんばれ」と言いながら、ただ黙って見守っているだけでした。
心が明るく前向きになると、どんどん吸収して成長していきます。
日本舞踊の教室ですが、振りを教えるだけでなく、
伸び伸びと、明るく素直な心も伸ばせたらいいなぁと、いつも思っています。
彼女の黙々と真剣に取り組んでいる姿に、
私はこれからも楽しく、明るい稽古をしていこうと思いました。
その後、時間の許す限り、扇子を使って、
歌を歌いながらの、指先の感覚あそびもしました。
楽しかったです。
日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波
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