紫派藤間流 家元稽古場は3階にありますが、
その、おもだかビルの1階は、食事処「うまや」さんです。
江戸時代、その地は武家屋敷の中の、ちょうど馬小屋があった辺りで、
三代目猿之助さんが、その名の通り「猿」。
馬と猿は仲が良く、相性がいいから、
「うまや」と命名したそうです。
稽古の合間に、一階に降りて、直ぐ食事ができる、しかも美味しい物を。
そして、
出番の少ない若手の役者さんが、バイトをし、
猿之助さんと初代紫先生のお二人で
メニューを考案していったと聞きました。
「うまや」のメニューの中でも、一番人気は
ずばり、楽屋めしです。
道から一本外れた、ひっそり隠れ家的なビルの奥まった入り口なのに、
昼も、夜もいつも混んでいて、
知人と食事をするときは、必ず予約をしてました。
お酒の種類もいっぱいあって、居心地よく、美味しいのです。
初代紫先生がいらっしゃるときは、
食事を3階に、運んでもらうこともありました。
緊急事態宣言の延長をうけて、只今、休業中です。
解除されたら、早く、営業再開してくださいね。
こっそり、食べにくる役者さんたちも、首を長くして待っていると思います。
日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波
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