覚えているもんです
今日の久喜教室でのお稽古は、端唄「夕暮れ」を踊る前の
基礎的動きのおさらいをしました。
そして、プラス 日本舞踊的ストレッチ。
結構大変なんです。
数年前、ある整体の治療院に行ったとき、たまたま私を担当してくれた先生が
トライアスロンをしている方で、
「いい体してますね」と私が言ったことから話が広がり、
学術的観点の研究で、舞踊家の竹原はんさんにも協力してもらって、
筋肉の動きを研究したことがある。
結論として、いろんな方を調べたが、
日本舞踊の動きは凄い!理にかなっている、という結論に達した。
と言っていたのを、思い出しました。
日本舞踊に全く縁のない人から、
まさか、地唄舞の竹原はんさんの名前が出るなんて・・。
とても衝撃的で驚いたことを、今でもよく覚えています。
竹原はんさんには、まったく足元にも及びませんが、
ゆっくりした動き・その姿勢の維持・360度どこから見ても整った姿形、
これらと、多少の負荷を加え、神経を張り巡らし、それをほどく・・
それを意識した、無理のない範囲の稽古でした。
丁寧にゆっくりと、説明しながら、私もじわーっと熱くなります。
次回は、いよいよ「夕暮れ」の曲を流そうと思います。
短い曲で簡単に見えますが、江戸芸者の「粋」を動作とポーズで表現するので、
踊りがいはあります。そして、私も大変勉強になります。
稽古が終わり、一息ついたら、着物の帯の結び方を、何やらいろいろ話していますので、
のぞいてみましたら、いろいろな半幅帯の結び方を試していました。
「結構、覚えているもんだね~」
そう、一度身に付いたら、忘れたと思っても結構できるもんです。覚えているもんです。
埋没させないよう、時々使ってあげればいいんです。
自分の身体だって、
使わなくなったところに、少しづつ刺激を与えて思い出させてあげれば、
結構覚えているもんです。

日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波
久喜市日本舞踊教室藤間紫希波
、