鼓(つづみ)と鞨鼓(かっこ)で盛り上がりました
更新日:2021年4月7日
ことの発端は、仕舞用の鞨鼓を見せて頂いた事にあります。
舞踊用の鞨鼓とでは大きさや、描く柄、紐のかけ方が違うなどと話していて、
仕舞は美術装飾品の傾向が強いのではないか、
舞踊では実際に撥でたたくから・・・
という事で納まりました。

こんなに盛り上がったのは、普段は各自のお稽古では手作りを使っているからです。
朱赤色の太い絹紐だけはなかなか手に入らない、
と苦労話でまた盛り上がります。手芸店には置いていないのです。
勿論私も作りました。
子供用だったり、男踊り用で、色は地味ですが・・・。
三代目さんが、私物の鼓をみせてくれました。

やっぱり、紐のかけ方が大きく違います。

鼓は紐の締め具合(握り具合)で音色を変化させるし、
鞨鼓は帯に芯を差し込んで、お腹のあたりに付けるから、確かに違いますよね。
みんなは鼓も手作りしているようです。
(鼓は作った経験のない私は内心焦ります!)
ちなみに、下の写真は、市販されている稽古用の鞨鼓です。

埼玉県日本舞踊教室 藤間紫希波