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西太后から

  • 藤間紫希波
  • 2022年2月9日
  • 読了時間: 1分

初世藤間紫先生の「西太后」は凄かった。



お芝居の中で、歌舞伎で言う見得をきったのです。


その瞬間、私はドキリとし、


今でも、その場面ははっきり脳裏に焼き付いています。


とにかく、凄かった。


かっこよかった。


歌舞伎の要素をさりげなく入れ、そして、決まる姿は美しい。



日本舞踊家がお芝居をすると、こんなに素晴らしい舞台になるのか!


新鮮な感動を初めて覚えた舞台だった。


藤間紫写真集より




お稽古場に、その「西太后」の人形があります。


勿論、モデルは紫先生。




稽古場に入ると、


先生のお写真にご挨拶するのですが、


そのガラスケースに入っている紫先生の「西太后」を眺めるのも


習慣になっています。




いま、藤間紫は三代目となりました。


女優としては藤間爽子の本名のままですが、


爽子さんのお芝居を見たとき、


大輪が開花する前の、大きなエネルギーを感じ、


感動して嬉しくなりました。



この度の、


三代目藤間紫襲名披露舞踊会では


会主として、立派に組織をまとめてくださいました。



もう気持ちは、


更なる高みに向かっていると思いますが、


私は、本当に楽しみです。




そして、


初世藤間紫先生の弟子であった私は



一生懸命付いていこうと思っています。


日本舞踊紫派藤間流 藤間紫希波





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